「ゆるい日常」

 けさは4時に目が覚めた。
 ふつうは6時だが、昨晩はいつもより早く就眠したため(といっても12時過ぎだったが‥)目覚めも早かった。
 早く起きても寝床をでるのは8時過ぎなので、それまでに二度寝をしたり、うつらうつらとした時間をフトンの中で過ごし、朝メシは採らずに、午前9時にスタジオへ入る。それから正午まで仕事をし、昼の12時から午後1時半まで昼休憩だ。昼メシはほんの10分ほどで済ませて、たいがいこの間に昼寝を楽しむ。昼寝のあとは夕方6時までまた仕事をして、6時以降寝るまでのあいだに食事して、酒を飲み、Uチューブや動画配信などを見たりしながらのんびりと過ごす。就眠するのはたいがい午前1時から2時のあいだだろうか。
 そんなことの繰り返しだ。
 若いころは寝る間をおしんで朝まで仕事をしたが、このごろはご覧の通り寝てばっかり。
 目が悪くなり、耳も遠くなったが、それでもまだ四つ教室をやっている。
 その四つめの教室「5番地のドア・制作教室」が先日(1/18日に)スタートした。
 「初回なので写真を撮りましょう!」
 と、だれかが言いだし下の写真を撮った。

「悪くはない?」

 成人式もおわり、もう正月気分からは抜け出さなきゃならんのだが、どうも気合いが入らない。そうこうするうちに今週末(18日)には新グルーブによる「5番地のドア」の初回講座が迫ってきた。
 このグループが取り組むべきは「ただドアがあるだけ」というシンプルな作品で、これを、是非やってほしいというリクエストがあって、はじめることにした。ところがこのグループへの参加者は「新」というよりも「旧」の方が多く、もうなにも習う必要のない方ばかりで、(一部そうでない方もいらっしゃるようですが)、いったいなにをやったらよいか、わからない。
 だんだんと不安になってきて、今週は、ただ無心に壁をつくった。(下の写真)。これにドアを取り付けるつもりだが、しかしこの壁、いまいち好きになれず、困っている。生徒のひとり王鵠氏からは「悪くはないですよ‥」という、励まし(? )のご評価をいただいてはいるのだが‥。

「20年前の写真」

 去年の暮れ、伊藤誠一ちゃんが「ニコレットの居酒屋」を制作中だった2006年に撮った写真をドッサリ送ってくれた。
 下がその一枚。
 左から伊藤ちゃん、よしだともひこ氏、芳賀の3人と、画面右はしにチラッと小生のカミさんが映っている。(伊藤ちゃんは模型界の有名人、よしだ氏はこの作品の小物制作担当者、そして真ん中に禁煙補助剤ニコレットのテレビCM用作品が。)
 この日は納入日の前日で、そのためよしだ氏が、彼がつくった小物類、すなわち食器や、鍋カマ、ヤカンや、品書きのビラなどをごっそり持ってきてくれ、朝までかかってそれらをならべねばならなかった。
 見ればわかるように作品はまだぜんぜんできていない。
 時刻は夕方6時ごろで、このあと彼らが手伝ってくれて、それら小物類をしかるべき位置にならべた。つまりカウンターの上に食器や調味料をならべ、壁に品書きメニューのビラを貼って、などの作業を、3人で深夜までかかって取り組み、日付のかわるころ、ふたりはお帰りになった。それからは朝までかかって、こんどはわたしがひとりで残りの部分をダーッと仕上げ、作品はぎりぎりセーフで完成。朝5時に引き取りの車がやってきて二子玉川の撮影スタジオへと運ばれていった。
 それから少し酒を飲み2時間ばかり寝ただろうか。それでも9時には飛び起きて、大急ぎでわたしも二子玉へとむかった。月曜日の居酒屋、火曜日の居酒屋と、曜日ごとに撮りたいので、それにあわせて食器類(小物類)をチェンジしてほしいという撮影監督からのご要望があったからだ。なので当日現場でそれらに付きあっていたら、けっきょくこの日も深夜になり、二子玉から家までタクシーで帰った記憶がある。
 いまから考えると、この2006年ころが一番いそがしかった。この年は催事や個展も多かったし、テレビ出演も多かった。
 さて、今年はどんな年になるのやら‥。

「あけましておめでとうございます」

 まだ紙の年賀状を出している。
 今年の文面は
 「あけましておめでとうございます。初の女性総理が誕生し、期待の持てる内閣が発足し、わくわくするような政治の状況が生まれ、なにかよいことが起こりそうな、明るい気分の正月を迎えております。」
 —–である。
 暮れに上の年賀状を印刷したあと、みなさんご存知のように、とつぜん日中の関係がこじれてしまい、次第にエスカレートし、やがてレーダー照射だとかなんだとか、なにか悪いことが起こりそうな状況になってしまって、困った。せっかく印刷した年賀状が、これじゃあパーかとおもっていたら、クリスマスのちょい前あたりを境に若干報道のトーンが沈静化してきた。マスコミもさすがにアキてきたのだろう、このごろあんまり騒がなくなった。
 で、結局、この年賀状は、そのまま出してしまった。
 しかしまあ、今年の正月は、これといった事件や災害は(いまのところ)聞きませんし、なんといってもあの石破ネバネバ政権が去ってくれたおかげで非常にせーせーした、たいへんよいお正月になったのではないでしょうか。
 本年も、どうぞよろしくお願い申しあげます。

「5番地のドアー」

 前々回〝ドアだけの作品をつくる教室〟への参加者一名を募集したところ、その日のうちに一名が決まってしまい、タッチの差で選にもれてしまった方々にお詫び申しあげます。
 参加者は結局以下のメンバー(順不同)となりました。

 カネコ・マリさん
 キシモト・ユウジさん
 イッシキ・ミヨコさん
 コンノ・マキコさん
 スズキ・ケンシさん
 タケイ・アキコさん
 タムラ・ジュンイチさん
 ヤマナカ・タマミさん

 以上の8名ですが、スタジオが狭いので、これでギリギリいっぱいです。
 (上の方々のうち、参加を辞退したい方がいらっしゃれば、至急お申し出ください。)
 初回開催日は2026年1月18日(日曜日)の午後一時半からです。
 少し先ですので、まだなんにも考えていませんが、構想がまとまり次第、各自宛にご連絡いたします。
 どうぞよろしく。

「忘年会の変遷」

 先週末うちのクラブ(渋谷クラフト倶楽部)の忘年会があった。
 このところ忘年会はいつも池袋のもんじゃ鉄板焼きの店「Na味」(なみ)で開催するのが定番になっている。(下の写真)。しかし当クラブがはじめて開いた忘年会は2000年、渋谷の「山家」(やまが)という古い居酒屋でだった。当時ぼくの教室が渋谷にあったので山家のほかに、やはり渋谷の「わらじ屋」という店でやったこともあり、いまとなっては懐かしい思い出だ。
 そのあと2003年ごろ、教室が駒込のぼくの作業場へと引っ越し、引っ越した最初の年の忘年会は近所の居酒屋「阿里」(あり)で開催。その翌年は、やはり近所の「近江屋」で。そしてその翌年は、駒込の大衆割烹「磯太郎」で開催した。
 この磯太郎が好評で多分10回以上ここで開催している。参加人数もこのころがもっとも多かったようにおもう。ところがある日とつぜん店の経営者が代わってしまい、屋号も「駒込/元気丸」へと変わり、料理も雰囲気もガラッと変わった。その元気丸でも一度開催したが、評判はいまいちだった。
 そう言えば2010年ごろ「駒込女子栄養短期大学レストラン」という店(確かそんな名前だった)でも試しに一回やったことがあったが、そこは、あまり忘年会むきの場所とは言えなかった。
 そこで2018年から、忘年会は毎回池袋の「Na味」で開催することになった。おいしいこと、安いことに加えて、ここはうちのクラブの古くからのメンバーであるイッシキ・ミヨコさんのご主人が経営している、いわば身内の店。なのでしばらくは「Na味」の時代がつづくのではなかろうか。
 —–ちなみにぼくは上に挙げたどの忘年会にもすべてに出席しています。

今回の参加者(順不同)、アキヤマ・トシアキさん、フジシタ・ケンジさん、タケイ・アキコさん、スズキ・マサハルさん、ハガ・ショウさん、キシモト・ユウジさん、タカハシ・トシアキさん、タカハシ・トモミさん、オオウチ・マコトさん、ハガ・イチヨウさん、スズキ・ケンシさん、ヤザワ・シュンゴさん、イギシ・カズオミさん、カネコ・マリさん、イッシキ・ミヨコさん、テシバ・ユウホウさん、スズキ・カツヤさん、ウエノ・シゲユキさん、アダチ・ヨシキさん、サトウ・ジュンコさん、ヤマノ・ジュンイチロウさん、ヤマノ・サエさん、タカタニ・トシアキさん、以上の方々でした。

「昭和の挿絵画家」

 この夏から「Gallery ICHIYOH」 に、元生徒スズキ・マサハルさん作による「昭和の挿絵画家」という作品が展示されているが、(ことの経緯は8/21日付当欄に)、秋にギャラリーを訪れたニコラス・フェルナンデスというオーストリア人が、その作品を購入したいと申しでたため、売るのか売らぬのか、スズキさんに電話で問い合わせるというひと幕があった。(詳細は10/16日付当欄に)。
 結局「売らない」ということに落ち着いたが、それから約2ヶ月たったいま、改めてスズキさんから下のようなメールと写真が届いた。

 以下スズキ文。
「やっぱり売りません」

 先日、カナダ観光客の方(*注: 正しくはオーストリア人)から拙作「昭和の挿絵画家」 を売ってくれませんか?との嬉しいお知らせにトキメキましたが、国際郵便で放り投げられたら“昭和の残骸”になりそうで、やっぱり売りません。というのもこの作品、室内レイアウトがラクになるよう壁が床からスポッと抜ける分解式。天井や屋根もただ“乗っているだけ”です。
 さらに小物の大半は愛用の強力ゴム系「GPクリアボンド」による、逆さにしても落ちない絶妙な“半固定”。おかげで今でも気軽に模様替えできますが、異国へのひとり旅はさすがにヘビーです。
 以上、当人の承諾を得て掲載しました。売るかもしれない騒動から少し時間がたちましたが、当時書いた記事のつづきという意味で掲載させていただきました。
 こうして写真を見ると全分解できるスズキ作品のスゴさが改めて伝わってまいりますね。
 ——-なお本作はGallery ICHIYOHでご覧になれます。