「きょうは誕生日」

 きょう4月13日はわたしの誕生日、満76歳になりました。
 ついこのあいだ70歳になったばっかりだと思っていたら、70代もすでに後半となってしまい、ヤバイことです。
 おかげさまで命にかかわるほどの病いは患ってないが、心臓に2個のステントが入っているし、頻尿だし、耳は遠くなったし、加えてこのごろ急に目の具合が悪くなり、作業中常に複数のメガネが必要となってきた。など、など、急に老化が始まっているらしい。グチを言い出したらキリがない。
 特にわたしの場合は脊椎が問題だ。脊椎管狭窄症であり、なおかつ椎間板ヘルニアなので、そのため一年中腰が痛いし、少し歩くと足がつる。更には足のツマ先がシビレて、毎晩眠れないほど痛む、
 コレに関しては10年ほど前、東大病院での手術を希望し、検査入院まで受けたことがあったが見事に断られ、代わりに2020年に品川の病院でカテーテル治療(背中に穴を開け脊椎管を削る)を受けた。しかし術後4年経っても症状はほとんど改善せず、むしろ悪化の一途をたどっているように思う。
 で、最近は、近所の脊椎専門病院で診てもらっている。そこの先生は、脊椎と脊椎のスキマに金属板を挟み込むことによって痛みはかなり改善するだろうとおっしゃり、いま、その手術を勧められている。
 「決意はもう固まりましたか‥?」
 と、おとといも、そんな風に尋ねられ、悩んでいる。
 ま、そんなわけで、とてもパッピーな気分にはなれないが、それでも誕生日は毎年必ず来てしまい、確実に毎年歳をとる。SNSには何百通もの祝福のメッセージが寄せられているが、それらメーセージを送ってくれたいたすべての人々に「ありがとう、なんとか生きてます‼︎」と伝えたい。

さっき娘が巣鴨の寿司屋でご馳走してくれました。

「東屋海を渡る」

 2019年の春から自由が丘教室での課題として取り組んできた「東屋」=「12分の1/あづまや」が先月完成した。そのことは前々回ここに書いたが、完成作品の写真はまだ見せていなかったので、本日下に掲載した。手前の作品がこのたび完成した新・東屋で、奥にあるのが旧東屋だ。(東屋とは伊東屋作品の小型版で、明治時代の文房具屋のことである)。
 調べてみると、新東屋の元になった旧東屋は、やはり教室の課題作として、2004年の夏につくり始めているのだが、2004年と言ったら5月に伊東屋作品が完成した年である。その年の夏にもう東屋をつくり始め、そして翌年の年末には完成している。そのころは月2回のペースで教室を開いていたので、今よりも進行が早かったとは言え、それにしても早い。当時はそれほどのスタミナがあったということだ。
 そしてその旧東屋の元になったのが、その直前まで制作していた伊東屋だ。伊東屋作品の場合は「新装開店したばかりの店」という体裁だったので、新装のイメージを壊さぬよう、できるだけキレイな店になるよう、常に注意を払っていた。それは一種のストレスでもあったので、旧東屋の制作においては一気にそのタガが外れ、思いっきり汚らしくしてしまえとばかりに、こってりウェザリングを施した、かなりダーティーな作品に仕上がっている。
 それにくらべ、このたびの新東屋はわりとキレイだ。
 こうして新旧の2作品を並べて見ると、そのへんの違いか一目瞭然。
 ちなみにその旧東屋のことだが、むかし世話になった北海道のスギちゃん(元生徒)が、夏に札幌で「ドールハウスショー」の開催を企画している。それに出演するため、今月フェリーで北海道へ渡ります。

みなさんはどうか知らないが、わたしの場合は、新作が完成したときには、必ずそれを収納するための頑丈な箱を一個つくらねばならない。箱がなけりゃ倉庫にしまえないし、催事にも出かけられない。しかし、これが結構たいへんな仕事で、東屋のように特殊な形状ではなおさらだ。というわけで、今週は箱作りに3日かかりました。(むかしだったら2日でできたのに‥。)

「ドールハウス展」

 4月10日(水)から22日(月)まで、横浜の赤レンガ倉庫にて「ドールハウス展」が開催されます。

 タイトル:「ドールハウス展/小さな灯の物語」
 会場: 横浜赤レンガ倉庫・1号館・2階
     住所: 神奈川県横浜市中央区新港1-1-1
 会期: 2024年4月10日(水)〜4月22日(月)
 開場時間: 午前11時〜午後6時 (※金曜は午後8時まで)
 拝観料: 大人1,200円/小中学生500円/未就学児無料

 箱根ドールハウス美術館所蔵のアンティーク作品および、現代の作家たちによる80点以上のドールハウス作品が、ここ赤レンガ倉庫に集結します。土日限定のミニチュア販売会や、平日限定のワークショップ、期間中に行われる「ドールハウス謎解きイベント」など、など、楽しい催しがいっぱいです。
 わたしは今回作品を出しませんが、少しばかりの書籍類をならべる予定です。
 みなさん是非お出かけください。
 つきましては写真の割引券(200円引きのハガキ)を差し上げますので、欲しい方はおっしゃってください。

出展作家: あいさわかずこ/Atelier 2cv/Up Far Field/AMI YAMAGUCHI/伊藤義昭/内川由利子/遠藤大樹/小川富美子/神谷純菜/工藤一馬/鈴木信子/スフィアS〆野/善蔵堂/高橋起弥/地主薫/丁卯/土屋静/つづきさくじ/中村京介/西美加子/八柳敬子/服部香/Hungry Kumako/仁美/平田由香/福澤博美/Mon sonorite/みつもとみちこ/矢木達也/山口葉子/ゆりこ/吉田久美子/ribbon/龍都/和田眞紀子/(台湾支部)郭桄甄/季詩晴/許椀莚

「東家教室終了」

 2019年の4月に「自由が丘グリーンホール」でスタートした「東家制作教室」でしたが、それから約5年後の、今月の16日に、やっと作品が完成し、無事に最終回を迎えることができました。
 スタート時には21名のグループでしたが、途中から徐々に減り、最後はとうとう14名になってしまいました。期間中は先の見えないコロナ禍との戦いでもありましたし、いろいろな事情から人数が減るのは仕方がないことです。しかし、わたしとともに5年ものあいだ、講座を受け続けてくださった以下の14名の皆さん、長いこと本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

 アサイジユンイチさん
 イッシキミヨコさん
 カトウヒトヒコさん
 カノウフミコさん
 キクイリケンジさん
 キシモトユウさん
 サトケンさん
 シライシカズヨシさん
 タケイアキコさん
 フジシタケンジさん
 ムカイウチュウさん
 モチズキヨウコさん
 アスマヒロシさん
 サトウコウサクさん

 全講座のトータルで50回、そのうちの49回までを自由が丘で行いましたが、作品の完成披露となる最終回だけはわたしの駒込スタジオで行い、終了後には、近所の居酒屋で、完成記念の打ち上げパーティーを実施いたしました。(下の写真)。

 
東家教室以外の過去の自由が丘教室のOB氏らも混ざった「東家完成記念/さよなら自由が丘教室パーティー」が、駒込の居酒屋「げんきまる」で開催されました。左から、シマノさん、アサイさん、サトケンさん、ユウさん、ウチュウさん、アキさん、ハガさん、タマノイさん、ホンダさん、イッシキさん、ヒトヒコさん、フジシタさん、スズキさん、サトウコウサクさんの皆さんでした。

「Yamamotoさんの自転車」

 Masayuki Yamamoto という方がスクラッチビルドで模型の自転車(1/12)を作っていることは以前からFacebookで知っていた。
 むかし元気なころ、小生も一度それにトライしたことがあった。このときは、まずは車輪からはじめようと、エッチング加工でのリムとスポークに挑戦せんと、実際それ用のエッチング部品を発注したこともあった。しかしその後見事に挫折し、それっきりになっている。
 そんな失敗者の自分から見るとYamamotoさんの自転車はとんでもなくパーフェクトで、しなやかで、美しい。あとでぜひ彼のFacebookページで、じっくりそれら彼の自転車をご鑑賞いただきたい。
 そのYamamoto氏が、先日有楽町で開催された作品展の会場にひょっこりお見えになり、ギョギョギョとなった。
 氏とはこのとき初対面だったが、顔は知っていたのですぐにわかった。わざわざ越谷からおいでいただいたらしい。わたしより10歳ほどお若く、長年機械加工系の工場にお勤めになっているので、一部の自転車部品を、職場の機械を利用して作ることも、たまにはあった、等々の、おもしろいはなしをいっぱい聞かせてくれた。
 最後に、持ってきた自転車を見せてくれた。
 昭和レトロ風の黒い実用車と、現代風ロードバイクの2車だったが、写真にインパクトが感じられる前者のみを下に掲載した。
「タイヤはどうやってつくったの?」って聞いたら「ぴったりのゴムの輪っかが偶然あって、それを加工してつくったんだ…」という。
「へえ〜」
 と、このときは適当に相槌を打ったものの、いまいちよくわからなかった。
 こんど一杯やりながら、さらに突っ込んだはなしを聞きたいものである。
 Yamamotoさん、ご来場ありがとう!

写真はむかしつくった実用車だそうだ。最近は主にロードバイクをつくっているらしい。「売ってるんですか?」と質問したところ、注文を受けてから制作し、一台30万円ぐらいで売っているそうです。購入希望者は直接Yamamoto氏までお問い合わせください。

「さかつうさんのこと」

 有楽町で開催中だった「はがいちよう&渋谷クラフト倶楽部展」は一昨日無事終了いたしました。ご来場いただいた多くのみなさまに、心より御礼を申し上げます。
 実はこの作品展と時を同じくして、巣鴨のさかつうギャラリーでは、「はがいちようのミニチュアコレクション」と銘打った、はがグッズのスペシャル展示がおこなわれていたのです。もちろんそのことは、知ってはいたのですが、小生は有楽町に手一杯で、巣鴨へは一度も顔出しできず、宣伝もできず、さかつうさん、本当にゴメンなさい。
 そこで有楽町展が終わった本日、あわてて巣鴨へ顔出ししたところ、店主のサカモトさんはイヤな顔ひとつせず、優しく迎えてくれました。しかも、本来ならば3日に終了しているハズのはが展示が、本日もまだ続いていたので、ギリギリセーフでそれを見ることができました。
 お尋ねしたところ「染め液が売り切れた」とのことなので、さっそくあした補給するつもり。それと、オイルステインなども一通り揃えておくつもりなので、スペシャル展示が終わったあとも、それらはがグッズは、巣鴨のさかつうさんでお求めになるようお願いいたします。

秋葉原のホビーショップ「イエローサブマリン」のフロアーに、以前より設置してあった、はがグッズ専門の、「はがいちようのミニチュアコレクション」というショーケースが、去年の暮れになくなってしまいました。そこに並べてあった商品の一部が、いま巣鴨のさかつうさんにあります。
https://sakatsu.jp
 

「有楽町展3日目」

 展の3日目が終了。
 そんなに大人数ではないが、毎日コンスタントに客が入ってくる。たまたま通りかかったとおっしゃる方、インスタで情報を得たという方、近所の骨董屋(?)にススメられたという方。友達に聞いてきた方、等々、いろいろな方々が毎日やってくる。
 本日は昼ごろ、ドールハウス作家のシックスカートさん御一行がゾロゾロっとお見えになり、結構長いことご鑑賞いただいた。それからしばらくたってシックさんのお友達である映画俳優のトッツィーさんも来てくれた。その又あとは人形作家の小峰さん御一行や、途中でチラッとグミちゃんも。
 やがて夕方の6時になり、そろそろ帰ろうかと駅に向かっていると、雑誌「月刊トレイン」が取材に見えるという電話があって、急遽駅から戻って挨拶すると、トレインの平野編集長から開口一番
 「腰の調子はいかがですか?」
 と、問われた。
 なんでそんなことを知っているのかと尋ねると、なんと彼は当欄の読者なのだそうだ。いゃぁ、マイッタ、マイッタ。
 ちなみにきょう一番驚いたのはHという初老の紳士。白髪の肢体を本革のコートで包んだ、いかにもオシャレなその紳士は、矢継ぎ早に色々な質問をしてきた。これ、小物もぜんぶ自分で作ったの?‥や、 フレームは‥?、 などなど。
 あとでわかったが、そのかたは、ややアートインボックスに似た別ジャンルの作品を作っている造形作家で、自分で作ったというたくさんの作品を、スマホで見せてくれた。
 聞くとわたしと同い年だそうだ。
 そして
 「どちらにお住まいですか?」
 と尋ねると
 「田端です」
 だって。
 「えーーーーーーっ!!!」
 である。

40数年来のお友達・中野啓子さんと。初回から毎回彼女は必ず来てくれる。
有楽町展は3月2日午後6時閉場です。